【5分で解決】PTFEとテフロンって同じなの?図面や仕様書で迷わないための基礎知識

こんにちは!株式会社COMPASUでブログを担当しているカワハラから、本日はフッ素樹脂コーティングに関する基礎知識をお届けします。

部品の設計や仕入れを担当されている皆様、日々の業務お疲れ様です。図面や仕様書を見ていると、「PTFEコーティング」と書かれていることもあれば、「テフロンコーティング」と指定されていることもありますよね。 「これって結局、同じものなの?それとも違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、多くの方がこの2つの言葉の違いで迷われます。今回は、フッ素樹脂加工の現場で毎日コーティングに携わっている私たちが、誰でもわかるように、PTFEとテフロンの違いについてやさしく解説します。

■ PTFEとは何か?(物質の正式名称)

まずは結論からお伝えしますと、PTFEは「物質(フッ素樹脂)の正式名称」です。

PTFEとは、「ポリテトラフルオロエチレン(PolyTetraFluoroEthylene)」という化学物質の頭文字をとった略称になります。 フッ素樹脂にはいくつか種類がありますが、その中で最も代表的で、一番多く使われているのがこのPTFEです。非常に滑りやすくて、熱に強く、薬品にも強いという素晴らしい特徴を持っています。そのため、ご家庭で使う焦げ付かないフライパンから工場の複雑な機械部品まで、幅広い場所で活躍している素材です。設計のプロフェッショナルである皆様も、この特性を活かして日々の業務に取り組まれていることと思います。

■ テフロンとは何か?(商品のブランド名)

次に「テフロン(Teflon™)」についてお話しします。

実は、テフロンというのは物質そのものの名前ではなく、「商品のブランド名(登録商標)」なのです。 1938年にアメリカのデュポン社(現在はケマーズ社へと引き継がれています)の博士が実験中にPTFEを発見しました。そして、その素晴らしい素材を製品化して世に送り出す際に、「テフロン」というキャッチーなブランド名を付けて商標登録したのです。

身近な例で例えると、「絆創膏」という商品のことを「バンドエイド」と呼んだり、「セロハンテープ」のことを「セロテープ」と呼んだりするのと同じ感覚ですね。どちらも広く知れ渡っているため同じものだと思ってしまいますが、厳密には「一般名称」と「ブランド名」という違いがあるのです。

■ 具体的な違いと、発注時の大切な注意点

基本的には「PTFE=テフロン」と考えても大きな間違いではないのですが、企業の仕入れ担当者様や設計技術者様には、もう一つだけ知っておいていただきたい重要な注意点があります。

それは、「テフロンブランドの製品は、PTFEだけではない」ということです。

フッ素樹脂には、PTFE以外にも「PFA」や「FEP」といった少し性質の異なる種類があります。ケマーズ社は、これら別の種類のフッ素樹脂も「テフロン™PFA」「テフロン™FEP」といったように、同じテフロンブランドのシリーズとして販売しています。

ですから、業者に対して「テフロンコーティングをお願いします」とだけ伝えてしまうと、一番定番のPTFEのことなのか、それともPFAのことなのかが正確に伝わらないリスクがあります。発注書を作成する際には、「PTFE」など具体的な材料名をしっかりと書くか、「〇〇度くらいの熱に耐えたい」といった具体的な目的を伝えることが、失敗しない仕入れのコツになります。

■ フッ素樹脂コーティングのお悩みは株式会社COMPASUへ

私たちが所属する株式会社COMPASUは、石川県金沢市を拠点とするフッ素樹脂コーティングの専門メーカーとして、各種フッ素樹脂コーティングやサンドブラストなど、加工に関わる全ての工程処理を一貫して行っております。

創業30年で培ったノウハウと確かな技術でお客様をサポートさせていただきます。「短納期 × 高品質 × 高コストパフォーマンス」を強みとしており、多くのお客様の課題解決をお手伝いしてきました。

株式会社COMPASUでは、キャッチコピーでもある「DEVELOP A FUTURE WITH A SPRAY」というモットーのもと、皆様のさらなる未来を切り拓くお手伝いをさせていただいております。

■ FAQ:よくあるご質問

最後に、お問い合わせでよくいただくご質問をまとめました。

Q1. テフロン加工とPTFEコーティングは、仕上がりの性能に違いがありますか?
A1. 使う樹脂が同じ「PTFE」であれば、基本的な化学的性質(滑りやすさや耐熱性など)は同じです。ただし、加工する会社の技術力や、下地処理(サンドブラストやガラスビーズブラストショット処理など)の丁寧さによって、コーティングの剥がれにくさや製品の寿命に大きな違いが出ます。品質重視の場合は、ぜひ実績のある業者をお選びください。

Q2. 材料の正式名称がわからなくても見積もりをお願いできますか?
A2. はい、全く問題ありません!「〇〇度の熱がかかる過酷な環境だ」「製品が型にくっつかないようにしたい」といった現場のご要望をお聞かせいただければ、私たちが最適なフッ素樹脂をご提案いたします。初めての方にも親切・丁寧にご説明しますので、どうぞご安心ください。

Q3. 遠方からの依頼でも対応してもらえますか?
A3. はい、もちろん対応可能です。株式会社COMPASUでは、WEBからのお問い合わせをメインに受け付けており、全国の企業様から日々ご相談をいただいております。

■ まとめ

今回は「PTFE」と「テフロン」の違いについて解説しました。

  • PTFE:フッ素樹脂という「物質の正式名称」
  • テフロン:ケマーズ社が持つフッ素樹脂の「ブランド名(商標)」

この違いを知っておくだけで、専門業者とのやり取りがとてもスムーズになりますよ。広報用のパンフレットの制作や、社内での勉強会などでも、ぜひこの記事の内容をお役立ていただければ幸いです。

フッ素樹脂コーティングに関する疑問や、お見積もりのご依頼は、いつでもお待ちしております。どんな小さなことでも構いません。初めての方でもわかりやすいよう、私たちスタッフが親身になってお答えしますので、株式会社COMPASUまでぜひお気軽にお問い合わせくださいね!