PTFEコーティング前に行う3つのチェックポイント

PTFEコーティングは非粘着性や耐薬品性に優れますが、その性能を安定して発揮させるには前処理が不可欠です。COMPASUが実施している「3つのチェックポイント」をご紹介します。

1つ目:素材の種類の確認
SUS、アルミ、鉄や真鍮、鋳鉄など基材ごとに適した下処理は異なります。熱履歴や導電性、耐熱限界を考慮することが重要です。

脱脂前基材(SUS304)


2つ目:表面清浄度の確認

油分・粉塵・手垢などが残っていると密着不良の原因になります。脱脂や洗浄を徹底し、確実な清浄度を担保します。
弊社では主に高温度焼成での脱脂を行っております。ただし基材に油分がほとんどない場合、クリーナー洗浄での脱脂処理を行います。

脱脂前基材(SUS304)
300℃以上熱をかけて脱脂するため基材が黄金色に変色します。


3つ目:表面粗さの最適化

コーティングの密着力は微細な凹凸に左右されます。ブラストや研磨条件を調整し、適正な粗さに仕上げます。

ブラスト後の基材(SUS304)
写真はアルミナセラミック#100



コーティング前にこの3点を徹底することで、品質と長期安定性を保つことができます。COMPASUでは「短納期・高品質・高コストパフォーマンス」で、お客様に信頼される加工を提供しています。PTFEコーティングの性能を最大限に発揮させるには、事前の基材チェックが欠かせません。COMPASUではまず、基材の種類や特性を確認し、材質ごとに適した下処理を選定します。次に、表面清浄度の確認を行い、油分や粉塵を徹底的に除去します。そして最後に、表面粗さを最適化し、密着性を高めます。これら3つの工程を徹底することで、優れた品質と長期安定性を保つことができます。COMPASUでは「短納期・高品質・高コストパフォーマンス」で、お客様に選ばれる信頼性ある加工を提供しています。